【研究室の運営方針と主な研究テーマ】

研究室の運営方針


 環境安全管理学研究室では、以下のような方針で研究を行っています。

  1. 大きく社会を良い方向に変えられる可能性のある研究をすること。

  2. 成果を必ず社会に返すため、実用化を考えること。

  3. オリジナルなしっかりとした基礎研究をすること。

  4. 現場の状況や要求をよく確かめて基礎研究をすること。

  5. 他の大学、研究所、企業等と共同関係をつくり、お互いに補い合うこと。

  6. 研究を行う学生が広い視野と新しい問題の解決能力をつけられること。

研究テーマ


 環境安全管理学研究室では、持続可能社会における物質や水資源の循環利用技術や、 化学物質の環境安全管理と有効利用、環境情報の活用とリスク管理など、幅広い環境研究を行っています。 2つの研究室は、それぞれ各研究室でゼミを行うほか、合同で合宿旅行や宴会を行うことで研究室間の 親睦を深め、報告会や研修会等を開催して幅広い分野の知見を深めたり、技術的な部分での 相互連携・支援を行っています。




---亀屋研究室---

 近年、環境問題の原因となる化学物質をより適切な法規制の下で管理しようとする動きが国内外で高まってきています。そのような動きの中で、亀屋研究室では『適切な化学物質管理手法を開発・提案すること』を目的に、日々研究に取り組んでいます。
 現在は、バイオアッセイ、機器分析、モデル解析などの手法を用いて、 「約1,000種類の環境化学物質の包括一斉分析法による環境評価」、 「水環境中の生態毒性・遺伝毒性物質の環境負荷の解析」、 「化学物質の毒性や排出量データに基づく環境リスクの解析」などの研究を行っています。

 ◎最近の研究テーマ
  □ 約1,000種類の環境化学物質の包括的一斉モニタリング手法
  □ 生態毒性物質の使用実態と環境水中挙動
  □ 遺伝毒性物質の使用実態と環境水中挙動
  □ 化学物質管理のための情報活用と政策分析(PRTR、REACH、GHS、SAICM)

 KEYWORD :環境安全、化学物質管理、環境分析、環境評価



---小林研究室---

 小林研究室では多様な化学物質リスクの評価・低減技術について研究しています。 特に『リスクの大きさに基づく現実的な環境改善』を目的として、リスクが高いことが 懸念される物質や発生源に着目して研究を進めています。
 現在は、「大気中高リスク汚染物質の測定と健康リスク評価」、 「土壌汚染物質の効率的な調査・浄化技術」、 「化学物質の環境安全データベース構築と多種多様な曝露経路を考慮した健康リスク評価」 などについて取り組んでいます。

 ◎最近の研究テーマ
  □ 有害大気汚染物質の測定と健康リスク評価(浮遊粒子状物質、重金属、拡散モデル計算)
  □ 化学物質の環境安全性データベース構築とリスク評価(危険有害性、曝露評価、シナリオ分析)
  □ 土壌汚染の効率的調査・評価手法の確立(簡易分析、土壌中汚染物質挙動、吸着・拡散)

 KEYWORD :環境リスク評価、多様な曝露シナリオ、土壌・地下水汚染対策、大気汚染の評価、安心・安全



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